2013年10月2日水曜日

『愛する時と死する時』

☆ダグラス・サーク監督/1958年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・「発掘良品」シリーズが100円で借りれたので


第二次世界大戦末期のベルリンが舞台の、戦争メロドラマ。
フランス版ポスター、なんか・・・ロマンポルノみたい。

主演はジョン・ギャビン。
いまウィキペディア見て知ったのですが、この人の奥さん(役ではなくて実生活の)は、
コンスタンス・タワーズさんなんですね。
裸のキッスのこの人!
うわ~おっかない。おっかない美人。

ジョン・ギャビン氏は『悲しみは空の彼方に』にも出てたけど、
私はロック・ハドソンさんより好き~。似てるけど、ギャビン氏のほうが暑苦しくないので。

で、ヒロイン役はリーゼロッテ・プルファーさん。
なんとなく幸の薄そうな可憐美少女、という感じ。

このふたりの悲恋物語が、素晴らしいショットの連続で展開していく。
もうどこを切り取っても息をのむしかない。構図の力とライティングの美しさでしょうか。
 
 
豪華なディナーに行くためのよそ行きのドレスをギャビン氏に二着みせて、
一方はすぐに着られるけどもう一方はお直しに30分要するの、どっちがいい?と選ばせる。
ギャビン氏はピンクのドレス(30分待つ)を選ぶ。
こういうささやかな演出に幸福感をにじませていて、うまいですね。

 
 
こういう戦争ドラマはなんともやりきれなくて、悲しいので、あんまり見たくないのが本音。
中盤の美しさ・幸せさとラストとのギャップもすごいので、いよいよ悲しくなってしまいました・・・
 

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