2013年10月2日水曜日

『誘拐魔』

☆ダグラス・サーク監督/1947年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・ちょっとしたサークブームで


これはシブツタの貴重品コーナーみたいなところにVHSがあるのを見つけ、
いそいで借りてきた。

シャープな囮捜査もの。
懐中電灯で照らされたような粋なタイトルシークエンスから期待高まりまくる。
若い娘が次々に行方不明になる事件が起きる。
その都度、犯行を予告する謎のポエムが警察に送られてくる。
ダンスホールで働いているルシル・ボールは、仲間が犠牲になったのをきっかけに、
警察の囮捜査に協力することとなる・・・という映画。
警官役でチャールズ・コバーンが出ています。
滑稽かつ善良かつふてぶてしい存在感で、とってもいい味。

潜入捜査をするルシル・ボールさんも、メイド服やらドレスやらいろんな衣装を身にまとい、
いきいきと利発な様子で素人探偵やってます。

怪しすぎる男とか怪しすぎる証拠品(?)とか薄気味悪いポエムとか、
スミからスミまで見逃せない。
ルシル・ボールの衣装にまで気をはらってないといけないのです。
ヒッチコックばりのサスペンス!!

のちに撮ることになる『天はすべて許し給う』等のメロドラマとは毛色の異なる犯罪劇。
サークさんの多才さを見せつけられました。

0 件のコメント:

コメントを投稿