☆見るの・・・初めて
☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)
☆なぜ見たか・・・お友達(アサイー)にすすめられて
本当に陽気で、どうにも切なくて、そこはかとなくエロティック!!!
これぞルビッチの艶笑喜劇!!!
キャストも豪華です。
陽気な中尉さんがモーリス・シュヴァリエ、
王女がミリアム・ホプキンス、
バイオリン弾きがクローデット・コルベール。
フランス版?のポスターも良い感じ。
プレイボーイの中尉さんとバイオリン弾きが恋に落ちる。
けれども中尉さん、小国の王女になつかれてしまい、結婚するはめに。
それでもバイオリン弾きを忘れられない彼。
いけないとはわかりつつも、二人は密会をかさねる。
が、身を引く覚悟を決めたバイオリン弾きは、
子どもっポイ王女を「大人の女」に仕立て上げるべくあれやこれや・・・という映画。
少ないセリフで大いに語る。
冒頭2分くらいで早くも炸裂するルビッチタッチは、
その後約90分にわたってノンストップハッスル。
もう、本当に幸せ!!!!!
サイレントの頃と同様、アクションや表情、小道具、間合いで魅せる手腕が見事過ぎる。
飄々と楽しくて、ハダカは出てこないのに艶やか(というかエロス)!
ラストシーンなんて実はかなりあけすけなのに、演出は無上の粋さ!
×の渦の監督なんかはちょっとこういった演出を学ぶがいいよ。恋のほうしか見てないけど。
粋、瀟洒、洗練、という言葉を使わずにルビッチ作品を語るのは至難の業。
セリフが少ない、とさっき書いたけど、それと同時にセリフが本当に美しい。洒落てる。
簡潔な英語でこうも美しいセリフを語る、これがまたルビッチ作品の好きなところ。
朝食と夕食のくだりなんて、もう胸の高鳴りをおさえることができない!わーっ!
ドキドキし過ぎて、奇声を発しながらおもてを駆けまわりたくなる!!!
こういう、気の利いた英語を話せるようになりたいものです。
そしてモーリス・シュヴァリエの歌や顔芸よ!
もう、この画像だけで、映画の楽しさが伝わってくるようだよ。
けど中尉さんのみならず登場人物は皆いきいきしてる。
クローデット・コルベールは、繊細な勝気さでとっても適役、魅力的。
ラストの「二人のニキをお願いね」には万感込められていて、たまらない。いい女。
ミリアム・ホプキンスは可憐でわがまま、音楽に乗せた変身シーンが限りなく幸せ。
なんたる幸せな2ショット・・・
嫌うべきところがひとつも見当たらない作品。
どうしてこれまで見ずにいられたのでしょう。
余談だけどシブツタレンタルは本当にすごいですね。
ルビッチ『百万円貰ったら』すら発見。
100円レンタルの折に必ず借りるっ!!!
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