2014年3月22日土曜日

『いちごブロンド』

☆ラオール・ウォルシュ監督/1941年/アメリカ

☆見るの・・・2回め

☆見た場所・・・自宅(シブツタVHSレンタル)

☆なぜ見たか・・・以前見たときの幸福感が忘れられなくて


冒頭、テーマ曲「バンドは奏でる」が流れ出すと、全身に鳥肌が!
そして中盤でその曲にあわせて”いちごブロンド”=リタ・ヘイワースと踊るシーンに至るや、
もう震えがとまらない!!
というくらい、猛烈に好きな作品でした、やっぱり!!!

ビフ(ジェームズ・キャグニー)は、いちごブロンドに恋をする。
けれども恋敗れ、いちごブロンドは別の男性と結婚。
ビフは結局、いちごブロンドの冴えない友人(オリヴィア・デ・ハヴィランド)と結婚することに。
けれども、本当に幸福だったのは実は・・・という映画。

オリヴィア・デ・ハヴィランド、いい女!!
冴えない女、という設定だけど、すごい綺麗。それはもう。
タイトルと別の女性がヒロイン、というもの、なんか大変に切ない。

キャグニーはこの映画では、ギャングではない。
キャグニーも普通に恋愛とかするんだね。するかそりゃ。
人並みに恥らったり浮かれたりするとこなんか、スウィートとすら思うね。
いちごブロンドとデートした帰り際、
「今日はこれまでで最高の日だ、ナショナルホリデーにしたいくらいだ!」
みたいなセリフが、この強面から出てくるなんて。
(だって同監督の『白熱』におけるキャグニーさんとかもう、
 破壊の権化、地獄からの使者って感じでただただおっかないし。)
歯医者のくせに大学生相手にからんだり、片鱗は見える感じなんですけど。

本当すごい顔してるよ、キャグニー・・・
キビキビっ!!!!!!とした喋り方も独特でナイス。姿勢も良い。
けど、こんな人が歯医者だったら怖くて行けない。私は。


フラッシュバックで描かれる青春物語。
信じがたいくらい幸せな映画。
語り口もロマンチックで、かつスッキリしていて、もっとずっと見ていたい。

タイトルロールであるリタ・ヘイワースは、たしかにゴージャスで綺麗だけど、
とっっっても頭悪そうで魅力はいまひとつな感じ。(そういう演出なので、念のため)

ウォルシュ監督の作品、白熱もこれも狂おしいくらい大好きだけど、
あまりに毛色が違うので混乱中。
他の作品も見てみよう。

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