2015年1月11日日曜日

『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』

☆ロジャー・コーマン監督/1960年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(DVD購入)

☆なぜ見たか・・・中古DVDが250円で売ってたので。買ってしまったので


ひさしぶりに自分のブログ見たら「どこの国から閲覧されたか」を見る欄を見つけた。
もちろん、ほぼ日本だけど、たまにアメリカ、ロシア、ドイツ、ウクライナとか・・・
何を間違ってたどりついたのかわかんないけど、センキュー!スパシーバ!ダンケシェーン!
ヂャークユ!!!(←ウクライナ語でありがとう。調べた)

  ウクライナ語を(うまく)話せません。
Я не говорю [добре] українською. (ヤー ネ ホヴォリュー (ドーブレ) ウクライーンスィコユ)

ウクライナ語の話はこれでおしまい。
気を取り直してリトルショップオブホラーズ。


ロジャー・コーマン監督の映画ってほぼ見たことない気がする。
レンタルあまりないと思うし、BOXは3作品しか入ってないのに高額で買う気しないし・・・
ってことで、あまりしらないままの鑑賞!

この作品、2日で撮られたとか予算3万ドル以下だったとか、ウソみたいな俗説がありますが、
のっけから異様な雰囲気に満ちていた!!
アニメで描かれた街、そこにかぶさるフィルムノワール調のモノローグ、
でもその語り主が実際に画面に出てくるのは終盤も終盤。
そして舞台となるお花屋さん(と言いつつ、予算の都合かお花があまり無い)には、
お葬式マニア、お花食べマニア、変人ばかり来る。
わりと普通のテンションで描かれるので、強引に押し切られるかたちに。

とか言っといて、あれですが、
B級だB級だ言って珍妙ポイントばかり挙げるのは気が引けるような作品で、
予算に無駄がないのと同様に、カットさばきも無駄なくテンポよく、
よっ職人芸!といった感じ。
新喜劇のようなズッコケたオチも、リメイク版よりずっといい。
上映時間も72分とシャープ。
わずか数日で撮りあげられたというそのつんのめり感、突っ走り感、
ノリノリな感じが、全編にみなぎる。

まぁでも低予算なのはいたるところで感じられて、
なんといっても、主役と言っていいオードリーJr.がしょぼい(口がパッカッ・・・っと開く)。
いま見るとご愛嬌で済まされるけど、まぁしょぼい。二枚貝。



あとなんといっても!ジャック!ニコルソン!!
まだ20代前半だけど顔がいまと同じ。
歯医者さんとこ行ってニヤニヤと「麻酔はしないでください」とか、
「もっとして~」とかいう変態患者の役。


こんな眼見開かれたら医者側も怖いだろうね・・・
施術後、振り返った彼の顔がおもしろすぎる。怖すぎる。
出演時間は短いけど、異彩放ちまくり。

主役のジョナサン・ヘイズという人は、
ルノワールの『ピクニック』のボンクラフィアンセにちょっと似てる。
「ほら、ウグイが居るぞ~」「うま?!」でおなじみの。
エレファントマンみたいなあの人に、声とか、ダメっぽさが似てた。
職場のかわいい子を家に連れてくシーン、ズレズレでよかった。

2年くらい前のオーディトリウムかなんかのロジャーコーマン特集、
まったくいけなかったのがいまになって無念。


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