2013年9月1日日曜日

『マンハッタン』

☆ウディ・アレン監督/1979年/アメリカ

☆見るの・・・2回め

☆見た場所・・・自宅

☆なぜ見たか・・・お友達(アサイー)がDVD貸してくれた


初めて見たのは高校3年くらいだと思うので、7年ぶり?
高3~大1にかけてウディ・アレン作品を集中的に見たので、
かなりゴッチャになって、記憶がダダになっています。

『マンハッタン』は異色作だから薄ぼんやりとは覚えていたけど、
わ~~おもしろかった!ひさしぶりに見てよかった~。

ニューヨークには一度も行ったことないけど、私は完全な都会派で、
自分のなかの「都会観」みたいなものは実にウディ・アレン氏と似てる、
というより、たくさん影響を受けてるのだと思う。
ウディ・アレン監督、都会を礼賛しつつも複雑な想いで屈折している感じ、
とっても大好きです。
そのうち東京で作品撮らないかな。
東京でアモーレ。(ダサっ)


冒頭の数秒で引き込まれる。
完ぺきな音楽とモノクロのショット!おしゃれ~。
ウディ・アレン氏によるモノローグも痺れる。暗唱したいくらい。
けどちょっとこの映画は全体的にキマりすぎで、
かっこよすぎるよ、って感じがしなくもないのだけど。
そんななかウディ・アレンの自虐的なしゃべくりが、雰囲気を中和させてる。
元妻に暴露本を出されるくだりとか、さすが!

ダイアン・キートンとプラネタリウムでデートするところ、
素晴らしいライティングに感動。
ベルイマンもびっくりって感じで。

そういえばウディ・アレンのベルイマン崇拝は有名だし、
この作品中でも言及されていたけど、私は『秋のソナタ』しか見たことないっす。
そんで秋ソナあんまりおもしろいと思わなかった!
けど、ウディ・アレンがそんなに言うなら、今度他の見てみようっと~
何から見ればいいのやら~~。


あと、大好きなのは、テープレコーダーにむかって、
自分の生きがいとは何かを吹き込むシーン。
グルーチョ・マルクス、ジュピターの第二楽章、感情教育、マーロン・ブランド、・・・
そしていつの間にかトレーシーへの美しいラブレターになってる。

このあと、トレーシーの元へ走ってくウディ・アレン氏は、
ちょっとやばいですね。恥ずかしくて見てらんない。
さすが、現役恋するおじいちゃん。


20歳くらいまではウディ・アレンが大好きだったのだけど、
疎遠になり、ついにはバルセロナを見て雲行きが怪しいな~と思ってしまった。
けどやっぱ好き!おもしろいし、台詞が美しくておもしろくて好き。

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