2013年9月10日火曜日

『スリーパー』

☆ウディ・アレン監督/1973年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(地元ゲオレンタル)

☆なぜ見たか・・・まだ見てなかったので


パッケージに載ってる写真がすごい変で、
なんとなくクダらないんだろうな・・・と思って今まで見てなかった。
けど、クダらないのが怖くてウディ・アレンが見れるか!と思ってついに見ました。
結果、予想外におもしろかったー。よかった。

1973年に冷凍睡眠状態にさせられ、200年後の2173年に目覚めた男の物語。
「目覚めるなんて奇跡だ」という医者たちに対して
「奇跡?200年分の家賃が支払済みになってたら奇跡だ!」と切り返すウディ・アレン、
200年寝てたのにイキナリよくそんなおもしろいこと言えるよね!さすが!

けど台詞以上に、ウディ・アレンの身体を張った芸がおもしろい。
こんなによく動く人でしたっけ?ってくらい頑張ってる。
空を飛ぼうとしたり(上の画像)、家事ロボットに扮したり。
ウディ・アレン流アクションを堪能。
40年前の映画だけど、今でも全然笑えるこのアホらしさ!
時代に迎合したりウケ狙ったりをしないから、今見てもおもしろいんでしょうね。
そうそう、ダイアン・キートンも魅力的でした。
未来ファッション(?)がキマってる。

ダイアン・キートンとウディ・アレンの会話のなかで、
「信じているものはセックスと死だけ」という台詞がある。
そんな・・・そんなこと言わないでよって思うけど、誰が言い返せるでしょうか。
あまりに即物的な未来に、ウディ・アレンの死生観や諦念をかいま見たのでした。


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