2014年6月1日日曜日

『毒薬と老嬢』

☆フランク・キャプラ監督/1944年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・グラント氏見たさに


愛してるグラント様。

お相手は彼奴は顔役だっっ!!!のプリシラ・レーン。うらやましー。


舞台評論家のグラント氏、二人の伯母が住む家に立ち寄った際、ふとしたことで死体を発見。
どうやらこの伯母どもはいかれていて、
身よりのない老人を毒殺して天国に送ることを慈善と思って1ダースも人を殺してる。
こまるグラント氏、そこへ、グラント氏の兄(札付きのワル)も急に帰省してきて、
大混乱・・・という映画。

グラント氏の兄役にレイモンド・マッセイ、その子分役にピーター・ローレ。

レイモンド・マッセイのやってる役、オリジナルの舞台版では、
ボリス・カーロフさんがやっていたそうな!!!
レイモンド・マッセイは
「整形手術によりこんな顔になったが、カーロフ似を指摘されると激昂する」という役。
この映画、カーロフさんの素敵さに目覚めかけた矢先に見たので、びっっくり。
しかしカーロフ似を指摘されると怒るという設定は失礼。
ピーター・ローレはなんかいろんな役やりますね。


もうとにかくほとんど出ずっぱりのグラント氏が、駆けまわって喋りまくる映画。
すこし空回り気味で気の毒。
さりとて、彼にしかできないアクションそして顔芸としゃべくり芸はやっぱり見事。
彼の「突撃!」には笑っちゃったよ、はは。

こんなカメラ目線演出とかちょっとやりすぎですね。粋じゃない。
私はグラント氏が大好きだからうれしいけど。

なんたる顔。
彼はほんとにコメディが得意だし、
スマートでハンサムでスウィートでセクシーでチャーミングなジェントルマンだな・・・

このキスシーンもすごかった。
プリシラ・レーンを黙らせようと強引にキスしたグラント氏、
喋らせないために口を塞いだままだっこして戸外に急いで連れ出す。
人心地ついてプリシラ・レーンを解放しようとする段にはもう、
彼女のほうがキスに燃えてしまって、グラント氏を離さない。
という、グラント氏特有の。よっぽど素敵な人でないと成立しないパターンの。


ちょっといろいろ詰め込み過ぎでやかましくて、
ひとりで慌てるグラント氏がかわいそうになってしまった・・・
急も急に終わるし。
(え、それで丸くおさまったことになったの??!と混乱)
でもグラント氏ファンはひつけんですね。
なんかほんとに感心しちゃった。彼の芸達者ぶりに。

大好き~。

これ、『新婚道中記』かな。なんか・・・・・・なで肩だね。
ともあれ笑顔がソーナイスっす。

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