海にもプールにも行かない夏に。
とかいうと、
さも毎年行ってるが今年は諸般の事情に因って行けません、みたいな感じだけど、
ほんとのところ最後に水着を着たのは高校の授業の際。
最後に花火大会に行ったのは10年以上前。
夏特有のものでテンションが上がるのは、ビアガーデンくらい。
暑さと湿気によるいらだち。
日焼けのつらさ。
虫の脅威。
なんでか浮かれまわる世間との隔絶。
夏がどうにも苦手。
春も秋も冬も大好きだけど、夏だけはどうにも。
それでも、映画に表象される夏にはこんなにも心を動かされるのなんでだろう。
毎冬かならず見る作品は特にないのに、毎夏かならず見る作品は何本かある。
夏がくれば思い出す、きらめく夏に憧れる作品を、
思いつくままにあげてみて、長くあつい夏を乗り切る準備をしよう。
☆ピクニック(ジャン・ルノワール監督/1936年/フランス)
奇跡のような幸福感。官能のつむじ風が吹きすさびまくる。
☆獅子座(エリック・ロメール監督/1959年/フランス)
ヴァカンスから取り残されて乞食と化すのも一興か。
☆緑の光線(エリック・ロメール監督/1983年/フランス)
信じがたいほどの若々しさ。いとおしくてたまらない映画。
☆オルエットのほうへ(ジャック・ロジエ監督/1969-1971年/フランス)
この映画を好きにならない人とは根本の部分でわかりあえないと思ってる。
☆ションベン・ライダー(相米慎二監督/1985年/日本)
我が史上の一本。毎年見ては、ふられてバンザイのとこで号泣。
☆太陽がいっぱい(ルネ・クレマン監督/1960年/フランス、イタリア)
アランドロンになら何されても怒らないと確信した作品。世界一美しい男性。
☆冒険者たち(ロベール・アンリコ監督/1967年/フランス)
大人の終わらない夏休みみたいな映画。でも、夏休みの終わり方はあまりに悲しい。
☆青い青い海(ボリス・バルネット監督/1935年/ウクライナ)
このみずみずしさ!!!!!!
☆あの夏、いちばん静かな海。(北野武監督/1991年/日本)
タイトルが映るころには涙で画面がくもってる。
☆ユリイカ(青山真治監督/2000年/日本)
この映画に出会うために生まれてきたと思える。。完璧な映画。
☆アドベンチャーランドへようこそ(グレッグ・モットーラ監督/2009年/アメリカ)
ゲームゲーム書いてあるダサいティーシャーツが似合うジェシーくん大好き。
☆女っ気なし(ギヨーム・ブラック監督/2011年/フランス)
愛すべきヴァンサンに幸あれ。
あーーーー。
いい季節かも夏。
(思いついた順にささっと、制作年とかちゃんと調べず書いてるので違うかも)
フランス産が多いのは、ヴァカンスへのあこがれ???
今年の夏は、各所で特集上映が異常なる充実っぷり。
映画館に入り浸って、涼しくも怒涛の日々になるでしょう。
あは。楽しみー。
0 件のコメント:
コメントを投稿