2014年10月19日日曜日

『ザ・ウォード/監禁病棟』

☆ジョン・カーペンター監督/2011年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(地元ツタヤレンタル)

☆怖い映画について書いてみよう第3弾☆


ジョンカーペンターフィルモグラフィーというウィキ項目(英語)見たら
なんかおもしろいことになってた。
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Carpenter_filmography
Yesの嵐。
こっちはチェックの嵐。
http://en.wikipedia.org/wiki/John_Carpenter

ザ・ウォード/監禁病棟、カーペンター監督の一番最近の作品。


主演はアンバー・ハード!
ゾンビランドでジェシーくんを追いまわすゾンビの!
今回は逃げる側になりました。

何年か前に『主人公は僕だった』という映画があったようにおもうけど、
あれの逆ヴァージョンですね。
主人公は僕じゃなかった。(悲しい)

クリステン(アンバーハード)は急に精神病院に監禁される。
病棟には同年代の女の子がほかにも数人、仲良くしたりいがみあったりで暮らしてる。
なんで自分がココに・・・早く出してくれ、と医師に楯突くも、
病院以前のほぼすべての記憶を失っていることに気づいて愕然とするクリステン。
そんななか病棟の女の子たちが続々と消えてゆき、
アリスという名のおぞましき亡霊が台頭してくる・・・というお話。

(ひさしぶりにブログ書いたら要約が以前に増してド下手になってる・・・
 おぞましき亡霊の台頭って・・・)

でもほんとに台頭してくるんですよね、おぞましいアリスは。
最初のほうは気配だけチラつかせていたのに。
アリスさん、オバケにしては元気いっぱいで。
肉弾戦をもいとわないし、律儀に車椅子ひいたりもする。

姿勢の良いオバケ。
※顔の画像は、おぞましすぎて載せれなかった

次々とアリスに殺される女の子たちの、死体が出ないのも妙だなーと思ってた。
そしたら、あんなオチだったのね。
主人公は僕じゃなかったのね。
そうとわかったらなんかいろいろ伏線があったような気が、しなくもなくもない。。
そういえば変に小競り合ってたわ、病棟の女の子たち。

ホラー映画の決まりごとがわかってないので、
人によってはオチ読めましたゼ!ってなるんだろうけど。
私は全然。はっどういう意味?!ってなった。


でもオバケよりも怖かったのが、婦長。
見事な三白眼。
こういう怪しげな人物の配し方が混乱を生む。
良い者だか悪者だかわからない医師とかも、いい顔を見つけてくるね。


全体的にはアクション映画の趣で(アンバーさん凄い!!アクションスターみたいな精神疾患者)、
展開がサッサとしていて、精神病院の話なのに情緒を排したところがいい!
今まで一緒に頑張って逃げてたお友達がコンマ2秒くらいで急に死ぬとか、
もう感心。
しめっぽさなんか要らないカーペンター。

この'表向きの主人公'の命題は逃げなきゃ!ということに尽きるのでね、
そのシンプルさが、かえっていろんな楽しい演出を生むのかもしれない。
最後に急に説明的になるので混乱しちゃったけど。
そして、ラストカット・・・はは!!!

病棟の女の子たちのダンスシーンは、
もうこれだけ見るとなんかヌーヴェルヴァーグ作品のようじゃないですか。
ジョン・カーペンター監督に興味が尽きないわ。


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