2014年10月19日日曜日

『吸血鬼ボボラカ』

☆マーク・ロブソン監督/1945年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(DVD購入した)

☆怖い映画について書いてみよう第6弾☆


なんかしらないけどボリスカーロフさんの顔を見たくてたまらない時期があった。
顔も見たいし、あの低い声とエラそうな喋りかたで脅されたい、と。
そんで、自分のなかのカーロフブームがほどよく下火になった矢先に、
アメリカンホラーフィルムコレクションみたいな感じで今月新たに出演作がいくつか発売され、
欲しい。。。。。。。

そんな気分でボボラカ。
吸血鬼となったカーロフさんが夜ごと街に繰り出して美女を襲う・・・的なものではなくて、
なんなら吸血鬼でてこないからね。
原題は"Isle of the Dead" 死の孤島?
カーロフさんはイカレ気味の将軍の役。


冒頭、軍のキャンプ地みたいところで、ある兵士を罰するカーロフさん。
(別にたいしたことない、時間通りに動けなかったとかそんなくらいのことで)
カーロフさんはその兵士に黙って拳銃を指し示す、表情ひとつ変えず。
その人は拳銃を手に取ってテントの外へ行き、そこで画面外から銃声一発。
ようするに自害を促して、そいつも即座にそれに従ったということ。
カーロフさんの血も涙も無さを、こんな演出でスマートに見せている。

今回はパーマ気味。


この作品ではカーロフさんの、人をナメくさったような話し方が満喫できる。
もうアイポッドに入れて聴いてたい。
どこ行って何をしててもエラそうなカーロフさん、
そんな彼が徐々に妄想にとりつかれて異常になっていく様子を、
わりあいに静かに描いてる。

しかし今回のカーロフさんは、残忍とかってよりはただただ陰湿で、
自分にワインを注いでくれなかった女の子に目をつけ執拗に恨んだり、
もう、メンドい。
孤島から疫病を持ち出さないために自分を含む全員に島を出ることを禁じる、
それが、正義感から言ってるというよりはなんか島を出たがってるカップルへの嫌がらせ、
当てつけのように見えて仕方なくて、イヤ~~~な感じ。

全体的に怖さはあまりなかったけど、
棺桶に入れられた人が微妙に動いたのには参りました・・・

ボボラカっていう響きもナイス。


いろいろ画像見てたら、こんなヴァルリュートンコレクション発見!
かっこいい!!
http://www.freecodesource.com/movie-posters/B000A0GOEQ--the-val-lewton-horror-collection-(cat-people-the-curse-of-the-cat-people-i-walked-with-a-zombie-the-body-snatcher-isle-of-the-dead-bedlam-the-leopard-man-the-ghost-ship-the-seventh-victim-shadows-in-the-dark)-movie-poster.html

0 件のコメント:

コメントを投稿