2014年10月19日日曜日

『死体を売る男』

☆ロバート・ワイズ監督/1945年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(DVD購入した)

☆怖い映画について書いてみよう第5弾☆


これはすごい!カーロフ大ハッスル!

顔も怖いんだけど、手の異様なデカさも怖さの一端を担ってることに気づいた。
このポスター作った人もそこら辺をよーくわかってる!ね!

眉ひとつ動かさず殺人をおこなうカーロフさん。
あんな方法の殺しがサマになるってあなた・・・恐ろしい。
緩慢な動きで人を恐怖に陥れることにかけて、この人の右に出る者無し。

あとこの作品では、謎の七三分け。
髪ツヤッツヤ!


演出もシャープで、でも不思議な浮遊感が随所にあってかっこよい!
序盤からさりげない存在感をはなつストリートシンガー(?)が
カーロフさんの魔の手にかかる瞬間の戦慄よ。
死体すら見せず、むしろカーロフさんの顔面すら映さず恐怖の演出をしていて、あっぱれ。
静かに、だからこそよけい不気味に恐怖をあおる。

また、ベラルゴシさんは出演時間はそんな多くないものの、
一筋縄ではいかない小悪党を嬉々として演じてる感。
この作品に奇妙な味付けをシッカリほどこしてる。


ミイラ取りがミイラに・・・というか、悪事に手を染めずにいられない人間、というか、
ストーリーもおもしろいもんでした。
買ってよかった。(紀伊國屋で1000円、おすすめ)


しかしカーロフさんは、こんな役ばっかやらされてどういう気持ちなんだろうね。
ギャングマンとかサディスティックな支配者なんかはまだ良いほうで、
死体を売るだの冷凍人間よみがえるだのフランケンの怪物だの再生するミイラだの・・・
なんか、物凄い周りにしたわれてる役とかやりたかったりするのかな?
(シュガーラッシュ的発想)
洋書だと彼の関連書籍たくさーん出てるんですね。読んでみたい。。

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