☆ジャン・ルノワール監督/1953年/フランス=イタリア
☆見るの・・・初めて
☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)
☆なぜ見たか・・・ツタヤで突発的に「ジャンルノワール見たい!!!」と思って
ルノワール作品にはすべてが詰まっていて、
それはもう、人生そのものなのだよ。
奇跡と言ってさしつかえないのだよ。
度胆を抜かれること請け合いなのだよ。
こんにちは。
こんなにもエラそうな感じで書き出しといて、
その実ルノワール作品の半数も見ていない不届き者です。
けれどもたしかに言えることはこれは、
生きててよかった~~と思える映画だってこと!
18世紀の南米スペイン植民地。
そこに、イタリアから仮面劇の一座がやってくる。
そのヒロイン、カミーラ(アンナ・マニャーニ)を取り巻く3人の男。
舞台と現実がないまぜになって、恋のさやあてが展開される。
高らかに、豪快に笑うカミーラを見ているだけで
人生を肯定したくなる。
でも、求める幸せの形はわからなくて、フラついてばっかり。
何かひとつを選ばなきゃいけないなんて、酷だよ。
舞台の上と下、どっちが人生なのだろう。
この傑作に言葉は要らない、本当に。
かくも豊穣で偉大なルノワールワールド!(ワールワール!)
幸福感と寂寥感が一気に押し寄せる。色彩が狂奔する。
ありがとう、ルノワール。
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