☆ジャン・ユスターシュ監督/1966年/フランス
☆見るの・・・初めて
☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)
☆なぜ見たか・・・『わるい仲間』と同じVHSに入ってたので
これも『わるい仲間』と同様、ナンパ物語!
主演は我らがジャン=ピエール・レオー氏!!
レオー氏、本当に好き。
ちょっと鼻に抜けるような不思議な声、
すっとぼけたような顔。
そう、あんなにすっとぼけられる人は他にいない。
彼が画面のなかに居ると、どこか可笑しみが出る!
『愛すべき女・女たち』の『未来展望』とか最高に大好き。
なんかレオー氏は青春の一部みたいな感じで(勝手に)、
特別な思い入れのある俳優さんだなぁ~~。
そうそうこの作品のなかで、『大人は判ってくれない』のポスターに立ち止まる、
という、ヌーヴェル・ヴァーグ的サービスショットもあるよ。
レオー氏はダッフルコートを欲する役どころ。
そして、女性をひっかけることばっかり考えてる。
ダッフルコートのほうは、バイトでなんとかする。
けど肝心の女性のほうはどうする! みたいなお話。
レオー氏がいそしむバイトとは、
サンタクロースの格好をして写真にうつる、というお仕事。
どの段階でお金が発生してるのかいまいちわからないのだけど。
サンタクロースに扮したら、女性がいっぱい寄ってくる。
調子に乗って、ボディタッチしまくるレオー氏(痛快にセコい)。
けれどもひとたびサンタの扮装を解くと、女性は逃げてしまう。
レオー氏だからこそにじみでるユーモラスさ。
でも、けっこう切実にしんどい。
彼がついにダッフルコートを手にしたときに
仲間にいわれる一言も物悲しい。
孤独さと可笑しさを同時に演ずるレオー氏、
寂しいよ情けないよ。そして素晴らしいよ本当!
サンタのヒゲで、すっとぼけ全開。
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