2013年7月30日火曜日

『ビッグ・ムービー』

☆フランク・オズ監督/1999年/アメリカ

☆見るの・・・2回め

☆見た場所・・・自宅(ビデオ持ってる)

☆なぜ見たか・・・掃除してたらビデオを発見して


スティーヴ・マーティンさんとエディ・マーフィーさんの共演作品。
マーティンさんは脚本も担当しています。マーフィー君は一人二役。

弱小映画会社を経営するボビー(マーティン)は、
大スターのキット(マーフィー)を主演にむかえて新作を撮ろうと決意。
が、予算も実力もないボビーに、もちろんキットは振り向かない。
そこでボビーは、キットに知られないままキットを出演させる、
つまり隠し撮りをすることに。
ついにはキットのソックリさんまで登場して映画撮影は進むよ、というストーリー。


スティーヴ・マーティン氏が好きです。
あの屈託のない独特の笑顔。器用さ。話術。
この映画では、映画を撮りたいがために犯罪まがいのことまでするのに、
純粋さの印象は失わないという、不思議な役。
渾身の「カーーーット!!」が素敵!

マーフィー君も良い。
神経質な大スター・キットと、その弟・ジフ(超バカ)の二役。
ジフの「グフグフ・・・」っていう笑い方、気持ち悪すぎて爆笑。
キットはなかなかかわいそうな役だけど、困りまくるマーフィー君も笑いを誘う。


最後の試写会のシーンは、あまりに純粋な喜びにあふれていて
ウルっとしつつもちょっと恥ずかしくなっちゃうくらい。
マーティンさん本当に映画好きなんだろうな~。


「編集」によってある程度どうにかなってしまう、映画作り。
資金繰りの大変さ。
誰にでもシッポを振る女優。
大スターと自己啓発セミナー。

キレイゴトでは映画はできない、けどやっぱり映画っておもしろーい。

「映画作りの映画」って、『アメリカの夜』にしても、『8 1/2』にしても、
作り手の個性が全面に出て興味深いと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿