☆ロバート・アルトマン監督/1974年/アメリカ
☆見るの・・・初めて
☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)
☆なぜ見たか・・・先日見た『夜の人々』の関連作品として
とは言えもう2週間くらい前に見たから、記憶が薄れつつある感じ。
けど、忘れがたい部分もたくさん!
アルトマン映画の常連、シェリー・デュバルがキーチ役。
この人の「美しくなさ」が妙にリアルで、素晴らしいアクセント!!
コーラばかり飲んで、モテなくて、病気っぽくて、って役がとってもハマってる。
シェリー・デュバルは他の作品で「不思議ちゃん」みたいな役柄が多くて
なんとなくイラッとくる人だったけど、この映画ではソレが吉とでた感じ。
ボウイ役はキース・キャラダイン。
スティーヴ・ブシェミ氏をムリヤリ男前にした感じの馬面ガイ。
若造ゆえの粗野さと繊細さのバランスが絶妙。
ウィキペディア見たら『北国の帝王』に出演してたらしいけど、
んーー、なんの役か思い出せないー。
全体的な印象としては、BGMとかもなく(えんえんとラジオが流れてる)、
とっても落ち着いて地味。
そして「夢みる不思議っ子」シェリー・デュバルのおかげもあって、
現実離れしたようなロマンチックな気分にも一瞬浸れる。
だからこそ、ラストシーンは悲痛で、感動してしまう。
アルトマン作品は『バード★シット』のような狂奔する魅力もあるけれど、
こういう詩情も、彼独特のものなのですね。
『バード★シット』大っっ好きだけどね~
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