2013年8月24日土曜日

『おとなのけんか』

☆ロマン・ポランスキー監督/2011年/フランス=ドイツ=ポーランド=スペイン

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅

☆なぜ見たか・・・お友達(アサイー)がDVD貸してくれた


『タイタニック』のラストシーンにおいて、
レオ様を押しのけて助かるケイト・ウィンスレットにむかって
「オマエは浮きそうだからすぐさまその木片をレオ様に譲れ」
と絶叫した皆様、こんにちは!

ケイト・ウィンスレットのツラの皮は想像以上に厚かったです。
こんな感じの女性に育ちました。ドスコイ!

クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ウィンスレット夫婦。
ジョン・C・ライリー、ジョディ・フォスター夫妻。

この四人の言い合いがひたすら続く映画。
最初は夫妻VS夫妻だったのに、女たちVS男たちになったり、
関係が二転三転する。
四人それぞれの人生最悪の日。

ん~、ロメールほど突き放した描き方をしてないので、特に笑えない。
でも、各人のダメさは細かく描写されてる。

クリストフ・ヴァルツ氏のいやらしさが凄くうまかった~。
ずっと携帯電話で通話していて、
周囲を苛立たせていることに無自覚で、お高くとまりやがって、
最低。

ケイト・ウィンスレットは酒乱。

ジョン・C・ライリーは一見いい人そうなのに、プチ狂ってる無骨者。

ジョディ・フォスターは青筋立ててキレまくってて、おっかなかった!

誰ひとりとしてお友達になりたくない。
おとなのけんかは醜いものだわ。

ちょっとした言葉尻のニュアンスとかちょっとした出来事を重ねて
取り返しのつかない展開に仕上がっていた。
絶大な嫌悪感を抱かせる役者たちのキレっぷりは圧巻!
ラスト、携帯電話が鳴るのがせめてものユーモラス。

それにつけても、あんな感じのおとなになりたくないな!嫌悪!!



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