2013年8月16日金曜日

『ゾンビランド』

☆ルーベン・フライシャー監督/2009年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・お友達(古賀くん、こややetc.)にすすめられて


3年前のちょうど今頃だったと思う。
古賀くんから突然、
「人生最高の映画みた・・・」っていうメールがきた。
それが、この映画。

人生最高の映画がゾンビものだなんて
さすが古賀くんは気持ち悪いなあと思っていたけど、
いろんな人がすすめてくれるし、
私の好きなジェシー・アイゼンバーグ氏も出てるし、
やっとのことで見ました。

そう。ジェシーくんによると、
仲間が居ないなんて、ゾンビと同然なんですって。
大事にするよ仲間を、私も!


私は本当にグロテスクな描写が苦手なのでゾンビ映画は初体験。
結果からいうと、やっぱり気持ちの良いものではないね(当たり前)。
ぞうもつっぽいものをしゃぶってるのとか見たくないの、なるべく。

けどこの映画はおもしろかった~。
ゾンビはあくまでサブプロットというか、口実に使われてる感じ。
基本的にはコメディでロードムービー。

人類がほぼ絶滅してゾンビだらけになった世界で、
生き残ってる人間たちが出会ってひと悶着・・・というお話。

ゾンビ以前からひきこもりがちでネットオタクで童貞のジェシーくん。
(ジェシーくんて童貞という設定が多いね。)
サイコかつ繊細なマッチョ、ウディ・ハレルソン。
詐欺師の姉妹。

このロクでもない4人。
それぞれにトラウマがあるがゆえなのか、
数少ない生き残り同士なんだから助け合えばいいのに、
全員が人間不信気味で自分勝手。
本名すら明かし合わない匿名社会。
(だからこそ終盤、ヒロインが本名を明かすシーンは、
 裸を晒されるくらいのドラマになる)

それにつけてもジェシーくんは良いね、改めて。
若干の気持ち悪さを以って、飄逸なオタクを演じている。
彼はダスティン・ホフマン氏に通じるかわいげがあると思う。
末永くがんばってほしいなぁ。


基本的にはゾンビを殺し続け、ゾンビから逃れる旅なのだけど、
ところどころで訪れる「ひと時のユートピア」が
この映画に不思議な幸福感と充足感をもたらしてる。
たとえば、無法地帯となったドライブ・インで彼らは民芸品を破壊しまくる。
それはもう、誰に怒られる心配もなく。とっても爽快~~。

次なるユートピアはビル・マーレイ宅。
いいね、おいしいねビル・マーレイ(本人役)。
彼のユーモラスな悲壮感に不謹慎な笑いが漏れる。
もうひとつ言うとビル・マーレイ宅でポップコーンを放るジェシーくん、
好きだよ!!!
(言い忘れてたけどヒッチハイクシーンも好き!!!)

最後に逃げ込むのは遊園地、ここでもひと時の夢を見る。
けどきらびやかなネオンにはゾンビ(元人間)も惹かれるらしく、
遊園地にゾンビが大殺到!
不注意な詐欺師姉妹にちょっと唖然としちゃう。
もうここからはウディ・ハレルソンの一人舞台だね。
かっこいい~。
サイコパスだけど面倒見が良いの、ウディ・ハレルソン氏。


オチはかなりアッサリして、ぱっと終わる。
そして全体的に演出はかなり煩いけど、
初めて見るゾンビものとしては良かったと思う。
ゾンビ映画ってみんなあんなハイテンションなものなのかしら。
ゾンビが追っかけてくる際の無能っぽさと獰猛さ、おもしろいね。
(別にゾンビ映画を深く掘り下げる気はないけど!おっかないから!)


ジェシーくん、ちょっとしゃべり過ぎだったけどやっぱ好き。
彼の出演作品、次は何見よかな~~~。




0 件のコメント:

コメントを投稿