2013年8月18日日曜日

『北北西に進路を取れ』

☆アルフレッド・ヒッチコック監督/1959年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・先輩(束原さん)にすすめられて


最初にひとこと、ブルーレイってほんと綺麗だなぁ~!


ヒッチコック氏の作品は全然見てなくて、
たぶん10作見たか見てないか・・・くらい。
ヌーヴェル・ヴァーグにカブれてるクセにね。不届き者!

で、とってもひさしぶりに見たヒッチコック監督作品・・・
べらぼうにおもしろい!!!!!!
びっくりした。参っちゃった。
これから毎週一本くらいのペースで見たいな。

基本的にはサスペンスだけど緩急がついてて、
ちょっと緊張感を削いだ感じになることもしばしば。
エヴァ・マリー・セイントとのうっとりしちゃうラブロマンス、
そしてケイリー・グラントのユーモラスな演技が最高!

ケイリー・グラントって本当偉大ですね。
私は『ヒズガールフライデー』『モンキービジネス』『赤ちゃん教育』
あたりが大好きで、ホークス映画にグラントあり!って感じだったけど、
ヒッチ作品でも際立って魅力的だった。
市井の男がスパイと間違われてトラブルに巻き込まれる。
突然あらわれた美女にフラつきつつも、
よどみなく、少し頼りなげに、事態をかわしていく。
素晴らしい俳優さん。好きです!!

エヴァ・マリー・セイントは、なんというか、肉食!
グラント氏を誘い出す手練手管・・・あんなの美人にしかできないよ!


練りに練られたプロット、バーナード・ハーマンの音楽、
大胆な編集、しゃれた台詞。
すべての要素がおもしろい。
ラストシーンなんて一杯喰わされたね。鮮やかな幕切れ!

ヒッチコックは神格化されるがあまり、
なんとなく興味の対象から外れていたのだけど、
そんな狭隘な思想では勿体ないって、イヤというほど知らされた。
彼の天才を惜しみなくたたえよう!

0 件のコメント:

コメントを投稿