2013年9月26日木曜日

『東京暗黒街・竹の家』

☆サミュエル・フラー監督/1955年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・「発掘良品」シリーズが100円で借りれたので


題名意味わかんないわ~~~。
国辱も国辱な映画です。
日本て言ったらフジヤマでしょーゲイシャでしょー。的な感性で作られてるよう。
もう終始フジヤマ。

主演のロバート・スタックはなんだか変なあばらやみたいのに住まわされます。
箪笥から布団セット一式を引っ張り出したり(枕は敷布団に縫い付けてある様子)、
寝起きする部屋のスミっこにぽつねんと小さな風呂釜が置いてあったり、
風呂につかりながら箸でベーコンエッグトーストをついばんだりしてましたよ。
パンを箸で食すなんてね(しかもin風呂釜)。
せまそーー。

それはもう、変な映画であることは確かだけど、
ハードボイルドで男らしい、力強い映画でもありました。

なんとなく終始のっぺりした印象のロバート・スタックに対し、
ロバート・ライアンのアクの強さ、雄々しさよ!
この人の存在だけで映画が成り立つ、と言ってしまいたい。
けどなぜかだんだん菅原文太チックに見えてくる。私だけかしら。

ダブルロバート(スタック&ライアン)の関係性にはそこはかとなくホモ臭がただよう。


私の狭隘さでは、日本の変な描写をすんなりとやり過ごせなくて、
そのせいでちょっとお話にハマりきれない部分がありました。未熟者!
変な描写に気をとられるうちにお話がドンドン進むので要注意。

サミュエル・フラー監督作品は、『裸のキッス』に度胆を抜かれ、
『ショック集団』にショックを受け、『鬼軍曹ザック』に心底感動し、
見るのはこれで四作目。

ラストの大立ち回りにはうれしくなっちゃいました。
映画とは戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。ようするにエモーションだ!!!
ですよね、フラー監督!

ということで、素晴らしき国辱映画。(変な日本語!)

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