2013年9月3日火曜日

『シェイディー・グローヴ』

☆青山真治監督/1999年/日本

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・青山監督にイカレ中なので!


え、、、

唖然とした・・・なんだこの変な映画は!
え、何でこうなったの!えーっ! って感じの映画です。


主演は、粟田麗さん。恋人にふられて、傷心。
もうひとり、井浦新さん(当時はARATAさん)。会社でうまくいかず、傷心。
このふたりの不思議な出会いを描いている作品。

まず、謎のナレーションが私を戸惑わせたのでした。
滑舌が良いとは言えない男性の声で、クサい感じのナレーション。
中盤、それが光石研さんによるものだと判るのだけど、白々しさが残る。

そして何より粟田さんの言動がまじで品性を欠いていて馬鹿みたいで、
薄っぺらくて意味不明。
ルックスは素敵なのに、生理的に嫌悪してしまう。
簡単にいうとストーカー行為とか、まぁ他にもイロイロあるんだけど。
あと「彼氏に嫌われない方法」的な、ハウツーみたいな本を読む人、
私はすべからく嫌いなので!

そんな意味不明の女にウッカリ恋しちゃうアラタさん。
ちょっと、しっかりしてくださいよって感じ。
本当に優しそうだし、珍しく、歌うアラタさんも見られたので、
そこは良かったですけどね!
けど、粟田さんに別れを告げにいくとき、一見花束に見えてその実、
花ではなく草のみ・・・という珍奇なプレゼントをしたり、
ひとりでえんえんと喋り続けたり、と、この人の言動もかなり奇矯。


粟田さんにはいちいち嫌悪感しか覚えないし、
光石研さんのクサいナレーションはどうかしているとすら思うけれど、
田村正毅さんによる撮影だけは的確で美しくて・・・
フォルムは一切破綻していないのに、登場人物が不思議ちゃん過ぎる・・・

けど、斉藤陽一郎さんがまたイイ感じで出てきて、
私はとってもうれしかったです。
秋彦くんではなく「宗近」という役名で。
また人の良さそうな若者でね、この人だけは、いいなと思える。


粟田さんが恋をするオノさん(関口知宏)もどうしようもない男で、
ペッペッ!って感じ!
みんな迷惑だ!!斉藤陽一郎さん以外ね!

こんなにもダメで馬鹿な女がいますよ、ということを描いた映画なの??
なんなのかな?????
解せないよ、青山監督!


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