2013年9月24日火曜日

『自由の旗風』

☆ダグラス・サーク監督/1955年/アメリカ

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・「発掘良品」シリーズが100円で借りれたので


出た!またしてもロック・ハドソン!!

正直なところ私は同氏の魅力がよくわからず、
思うことといえば加山雄三に似てんなぁ・・・くらいのものです。
で、この作品、彼の役名が原題(CAPTAIN LIGHTFOOT)になってるところからもわかるとおり、
「ロック・ハドソンを楽しめ!」ってくらい出ずっぱりで、もう、ハドソンマックス。
おなかいっぱい~。

20世紀初頭のアイルランドにおける、地下組織の暗躍を描いた作品。
正直なところ私は、アイルランドの細かい歴史とか、イギリスとの関係性とか、
詳しいことはわかってないです。
麦の穂をゆらす風とかバリーリンドンが思い浮かぶくらい。
けど、スッキリと描ききるのが難しい題材なんだろうなぁ~ということくらいはわかります。

しかしこれはサーク作品。政治映画だけど、構造はメロドラマ。
ラストの幕切れの良さには舌を巻かざるを得ない!
難しい問題もキッスひとつで〆てしまう・・・

そして!衣装(特に女性陣の)とセットの華美さたるや!
コスチュームプレイとしての時代劇は、サーク監督にとって幸福な題材だと改めて思った!!

シネマスコープなので私のちっさいテレビで見るとかなりさびしい感じになるのだけど、
スクリーンで見たら圧巻だと思う。
アイルランド(オールロケ)の美しい風景が。
アイルランドに興味津々。ジョイスとか読んでみよっかな・・・


それにしても『自由の旗風』って、かっこいい邦題ですよね。
サークのキラキラパッケージシリーズは、全部邦題が素敵。

自由の旗風 (Captain Lightfoot)
悲しみは空の彼方に (Imitation of Life)
心のともしび (Magnificent Obsession)
天はすべて許したもう (All That Heaven Allows)
ぼくの彼女はどこ? (Has Anybody Seen My Gal)
愛する時と死する時 (A Time to Love and a Time to Die)
翼に賭ける命 (The Tarnished Angels)

・・・これで全部だっけ。
かっこいい~。

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