2013年9月3日火曜日

『火事だよ!カワイ子ちゃん』

☆ミロス・フォアマン監督/1967年/チェコスロヴァキア、イタリア

☆見るの・・・初めて

☆見た場所・・・自宅(シブツタレンタル)

☆なぜ見たか・・・数年前に『ブロンドの恋』見ておもしろかったことを思い出した、
 あと、邦題も良いなぁと思って


火事だよ!カワイ子ちゃん。
と言いつつ、カワイ子ちゃんではなく消防署のオジさんたちが主役。


ミロス・フォアマン監督の作品は『ブロンドの恋』とコレしか見たことないのだけど、
『パパ/ずれてるゥ!』ってやつを見てみたいです。
ずれてるゥ!シブツタにあるのかな??あるかなァ!


消防署主催のダンスパーティー。
そこで、ミスコンを開催することに。消防隊員たちは候補者選びに夢中。
ダンスパーティーで行うくじ引きの賞品が盗難されたり、
パーティー中に近所で火事が発生したり、ドタバタ忙しい。っていう映画。

72分と短い尺のなかでいろんな事件が起きるので、バタバタするのだけれど、
どこかのんびりとしたトーンで、すっとぼけているような感じ。
緊張感を欠いた独特のゆるいトーン。
まぁお茶でも飲みながら見ましょうや・・・くらいのゆるさ。

そして、カワイ子ちゃんとは言いかねる女性もけっこう出てきますね。失礼。

ミスコンの候補者が小部屋に集結すると、
オジさんたちのテンションがぶっちぎれる。
トホホ・・・って感じで笑えます。
で、ミスコン本番。候補者たちが急に恥ずかしくなったのか、おむずかる。
舞台にのぼることを拒否する候補者たちVS男性陣、で、大乱闘に発展!
混乱をきわめるなか、登壇して、勝者の証である王冠をかぶり、
ニコニコと手を振るのは、太った中年女性。
このへんの感覚(おむずかるあたりとか、太った中年女性というオチとか)は、
ちょっと日本人に似てる感じで、おもしろい~。


この映画、党幹部批判ということで、一週間で上映中止になっちゃったみたい。
当時の社会情勢など、詳しくは残念ながらよくわかりませんが・・・。
アナーキーなことをアナーキーに描くのではなく、
キュートにおちょくってるような感じなのでしょうか。

どこまで真剣にやってるのかよくわからないくらい、みんな終始すっとぼけてる。
そしてとってもおしゃれ。
あと、チェコ語は本当に一言たりともわからないけど、
チェコ語の響きがなんとなくかわいらしくて好き~~。

チェコの映画ってあんまり見る機会ないけど、
カレル・ゼマン監督とか大好きなので、興味のある国です。
機会があれば行ってみたい。


(下の動画見れる人へ)
よく知らない青年が、この作品について解説してる映像、みたいな感じ。
誰かは知りません・・・

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